バイナリーオプションと付き合うコツ
バイナリーオプションは、国内においては通貨を銘柄にすることが多く、また扱っている業者が一緒であることもしばしばであるために、FXと勘違いされることがあります。
しかしながら、この2つは全く異なる投資取引になっています。
FXでは、通貨そのものを売買していますが、バイナリーオプションの場合は、通貨の売買予約の権利を売買しているのです。この違いは大きく、取引きの流れ自体にも如実に表れています。
例えばFXでの取り引きの流れは、新規の売買注文を自ら立てて通貨を保持し、為替レートの変動により通貨に評価損益が生じるのを待ち、決済の売買注文を自ら入れて通貨の保持を解消し、利益や損失を確定していく形になります。
このように、FXでは投資家自身で2回の注文を入れ、その間に為替レートの変動を見ながら生まれていく利益や損失をコントロールしていく、という事が要求されます。
これに対して、バイナリーオプションでは、取引業者から提示される条件、例えば「現在1ドル100円であるこの通貨が、2時間後に120円よりも上になっているか、下になっているか」という二者択一の条件に対して予測を立てて投資を行い、一定時間の経過後に判明する結界をみて、予測が当たれば配当金が受取れ利益になり、外れれば投資した資金が没収されて損失になる、という流れになっています。
こうした事から、バイナリーオプションでは最初の予測さえ立ててしまえば、あとはその結果を待つだけという、非常にシンプルで理解しやすい投資取引になっているのです。
FXでは利益も損失も自らでコントロールしていくしか術がありませんが、バイナリーオプションでは、投資をする前から利益と損失が決定されているのも特徴です。
投資の損益がはっきりとしているので、投資取引での資産管理がとてもしやすくリスクについても御しやすくなります。
また、バイナリーオプションは、国内にも海外にもたくさんの業者が取り扱っているのですが、その中には投資をしてその結果がでる期間満了までの間に、その投資取引を取りやめる「権利放棄」や「途中清算」という設定を用いている業者もありますので、例えば先の例で言えば、2時間後に110円よりも高くなると予想したが、現在の為替レートが1ドル70円にまで落ち込んでいて、とても予測が当たりそうにない、というような状況になった場合は、これらの設定を使うことで、本来であれば投資金額の全額が損失になるところを、さらに少なく抑えることもできるのです。
バイナリーオプションは投資取引ですので、最終的に自分の持っている資産が増えていることが投資の成功を表します。
資産を上手に管理して使い長く投資取引を行い、利益を掴める可能性が高いときは大きく利益をんでいくことを心がけます。
また、損失を被りそうなときは、投資する額を抑えたり、使えれば権利放棄、途中清算を使うなどその損失額を小さくし、また、どうしても相場が良くないと感じるときは、一度取り引き自体を取りやめることも必要になるでしょう。
また、平日の24時間ずっと開いている外国為替市場には、時間帯、曜日によって定期的な相場の流れというものがあり、また重要な経済指標の発表時などにも、それに則した相場の動きがみられることがありますので、そうした物をしっかりとつかみ、決まった時間、決まった状況で、決まった額を毎回投資していくことも、利益を上げやすくなるコツになることもあります。
このように、投資取引全般にも言えますが、バイナリーオプションでは小さな利益を積み上げていくことが、最終的に資産を増やしていくカギになりますので、焦らずに冷静な気持ちで取引きを続けていくことが良いでしょう。